LED中央研究所

お客様に期待以上の満足を提供するため、競争優位の独自製品開発にこだわります。

LED中央研究所では、さまざまな空間演出のシーンを想定し、世界最高レベルのコンピューターソフトや計測機器を活用して、光の質、量、色、意匠などを総合的かつ科学的に研究開発しています。「照明を通じた、豊かで快適な高付加価値空間の創造」のために、日々挑戦が繰り広げられています。
1990年代からは、地球環境保護と資源の有効活用を重要テーマのひとつとして取り上げ、人間の快適追求はもちろん、環境にもやさしい照明の開発に力を入れています。
環境対応設計というキーワードを中心に、光エネルギー効率の良いランプの研究や反射板の開発を使命として取り組んでいます。

世界の展示会でも高い評価を獲得する

光を制御する反射板設計技術

快適で豊かな空間づくりのために、当研究所が力を注いでいるのは、反射板の研究開発です。光源の反射率や屈折率がシミュレーションできる光科学を応用したソフトを用い、お客様のニーズにマッチした配光をCGソフト上で再現。シミュレーションを何度も繰り返していきます。

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また、地球環境への取り組みという観点から、必要な所に必要な量の光を、より少ない電力で照射するために光源や反射板の研究開発を行っています。
当研究所が持つ世界でも屈指の反射板開発技術が、いくつもの差別化製品の誕生に貢献しています。

世界でもトップクラスの高性能

配光測定装置による実証

試作品が、実際にCGでシミュレーションされた通りの光を放つか。当研究所では、これらを実証するために、日本でも1台しかない世界トップクラスの高性能配光測定装置を使って、実測を繰り返します。反射板の数ミクロン単位の修正を繰り返し、より高機能、高効率な製品に仕上げていきます。

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また、測定されたデジタルデータは照明計画時に照度分布図を作成する時にも使われ、空間における適切な光環境の事前確認を可能にしました。

徹底したチェック体制

性能評価試験で高品質を追求

光へのこだわりだけでなく、製品として重要な防水性、耐震性、耐熱性の検証も徹底して行います。
防水性における検証は、通常は数時間、試作品によっては数日間、水がかけ続けられた状態で試作品を放置し、その防水性を検証していきます。

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仮に、不都合な箇所が見つかった場合には、再び基本設計段階に戻って、 防水性強化のための検討を行います。
当社が誇る高い防水性レベルに合格するまで、市場に出荷される事はありません。
また、この基準は耐震性や耐熱性における検証でも同じです。
法的な要求事項を満たすのはもちろんのこと、発生した事象と発生すると思われる事象からENDO独自の設計標準を設け、より厳しい視点で高い品質性能を追求しています。

照明から環境へ

新分野の技術開発

遠藤照明の研究領域は、照明だけではありません。人にとって豊かで快適な空間の創造を目指し、新たな分野にも挑戦し続けております。その一例が、独自の考え方による空調システムへの取り組みです。

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光は同時に、熱を大量に発散してしまいます。例えば、食品スーパーでは、食品を美味しく見せる美しい光は食品を傷める要因でもありました。
そこで当社は、店内の床面と天井面の温度差が10度以上もあることに着目し、店舗内の暖気と冷気を均一化する特殊な小型サーキュレーターを取り付けるシミュレーションを実施しました。トライアルを繰り返し、光と熱という当初の課題だけでなく、食品スーパーにある冷ケースなどからの冷気に関する課題も解決することができ、店舗全体の室温管理の視点からも好評を得ています。
その他、室内の空気環境の改善にも取り組み、実績を上げています。